dsnow21’s diary 乳ガンとの毎日

乳がんステージ1.ルミナールA.

はじめての胃カメラ

2017.11

近所の病院で、いよいよ胃カメラ検査。
私が怖い怖いとうるさいので、
看護師さんがとてもよくしてくれる。

まずは鼻に麻酔をシュッと入れる。
耳鼻科にかかったことも
点鼻薬をしたこともないから
もうそれだけでびっくり。
それから喉の麻酔。
ゼリー状のものを喉に入れると、
喉に麻酔がかかって、
歯の治療の時と同じく腫れたみたいな
感覚になって、喉がしまった感じ。
実際は腫れているわけではないから大丈夫だけど、
息ができない!みたいに錯覚する。

しばらく時間をおいて、麻酔が効いたところで、
じゃあやりましょうか~と先生が登場。
緊張が走る・・
「ん?入らないかも・・」
いざ鼻にカメラを入れようとすると、
左の鼻の穴に入らず、右を試すけどそれもダメ。
胃カメラ検査の説明用紙に
「鼻からの挿入が難しい場合には経口内視鏡検査に切り替えることがあります」
と書いてあったけど、まさか・・
口からは絶対に嫌だから、
だから鎮静剤やってって言ったのに!
麻酔もしたんだから、何とか入れて!
と必死に祈る。
「もしかしたらちょっと血がでちゃうかも
知れないけど・・」と言いながら、
なんとか、左の鼻からの挿入に成功!
喉を通るときに、ゴクンと飲み込んで
中にカメラを入れていく。
麻酔が効いているので全く痛みはないけど、
検査が終わってカメラを抜いてもらうまで
ずっと喉には違和感があった。
間違えて飴玉を飲んじゃった時みたいな。
「少し赤いけど、よくあるレベルだなー
これで再検査にしちゃうのかぁ~」
と先生が説明してくれる。
一緒にモニターを見ながら、
「はい」とか「へぇ」とか相槌。
オエッともならず涙も出ず、
でも喉の違和感はあって、早く終わってくれー
と願い続けた。
おびえ続ける私の背中を
看護師さんがずっとさすってくれるのがありがたい。
検査が終わってからは看護師さんに、
「全然余裕そうだった!鼻からなら、次は
もう大丈夫ね!」と言われる。
確かに終わってみれば大丈夫だったけど、
やっぱりできれば胃カメラ検査は遠慮したいな。

検査の結果は「異常なし」。
本当によかった。
実際に胃が痛いことはよくあるし、
なによりも
乳ガン再検査の時のことがトラウマで、
また思いもよらない結果になるんじゃないかと
正直不安で仕方がなかった。
ニコニコと対応してくれる先生と看護師さんは
もしガンだったらどんなふうに言うのかな、
と想像したりした。
だって、免疫力が下がってガンになるなら、
乳ガンだけじゃなく、
他にもガンがあるんじゃないの??
と思うから。
胃カメラよりも、検査結果を聞くほうが緊張した。
異常なしで、本当によかった。

あ。
ひとつ分かったこと。
同じ「要精密検査」でも、
「たぶん大丈夫なもの」と
「たぶんダメなもの」があるんだなぁ。
私の乳ガンの場合には、
健診のあと1週間で速達で結果が届き、
胃ガンの時は、
他の検査の結果と一緒に、
3時間後に普通郵便で届いたから。
もう、確定だったんだろうな。