dsnow21’s diary 乳ガンとの毎日

乳がんステージ1.ルミナールA.

術後5年検診②

だいたいこの病院は古くて、だから余計に不安になるんだなー。不安で不安で、涙が出そうになりながら、先生に呼ばれた診察室の中へ。

 

うーん・・

先生は、マンモグラフィとエコーの画像をじっくり見て、何回も画像をスクロールしてる。

「うん、悪いものはなさそうだね」 

「大丈夫ですか?なんか、いつもやらないのに今日はエコーで鎖骨のとこ見てて・・」

「リンパもよく見てくれたんですねー」

そうなんだ、よかった。本当に。

「薬はどうしよう・・まだ飲むぞーっていうなら続けてもいいし、元々リスクは低いからここで止めてもいいし・・」

「今日もついさっきまで悩んで、それでもまだ決められないんですよー・・・副作用もないから、飲むこと自体は全然平気で、でも10年飲むことで何かリスクがあるのか心配で、だけど急になにもしなくなるのも不安で・・」

先生はずっと、うんうんて聞いてくれて、私が「えーどうしようー」って言うたびに「皆さん悩みますねー」「1センチだしね、リスクは低いけどね」等々ヒントをくれる。そうですよね、自分で決めなきゃですよね・・。

子宮体癌のリスクのことや、併用していく中性脂肪の薬のこと(今回の血液検査の結果でも中性脂肪の数値は125と少し高くて、タモキシフェンを飲むには薬でのコントロールが必要)など、いろいろ不安点を確認したうえで、やっと決断して、「続けることにします」と伝えた。

結局は、この先に何かがあった時に、「あの時薬を飲んでいれば・・」と後悔するよりは、「薬を飲んだのに・・」と思うほうがいいかなと考えての結論。やれることは、やっておく。

5年が経過して、リュープリン注射もなくなったので、先生と会うのは、これからは年に1回の検診だけになった。

診察室を出る時に「5年間ありがとうございました」って言おうとしたけど、5年間の思いが込み上げて少し泣きそうになったので、いつもと同じように「ありがとうございました」だけ言って、診察室を出た。

 

最後は、保険証ナシでの会計。今回の200%での請求額は、31,480円。リュープリン注射がなくなったので、予想より安くて助かった。

薬局では、10割負担の6,540円の支払い。薬剤師のお姉さんに「病院でも10割支払いましたか?」と聞かれたので、「いいえ!20割ですよ!200%ってびっくりですよね!」と余計なアピール。薬剤師のお姉さんも、「え!20割ですか!?」って、めちゃびっくりしてたー。