dsnow21’s diary 乳ガンとの毎日

乳がんステージ1.ルミナールA.

術後11カ月

風邪なのか、喉の痛みと頭痛。

アイスノンで冷やしてみるといいみたい。

家事も仕事も問題なくできるけど、

休むとかえって具合が悪くなるような。

気合いが必要なのか。

 

 

今日で手術した日から11カ月ー。

 

そして、ちょうど一年前の今日は、

クリニックから紹介されて初めて大学病院に行った日。

9月7日にクリニックで乳ガンの可能性を告げられて、

大学病院に行くまでちょっと日にちが空いたのは、

正直、結果が決まるのが怖かったし、

気持ちの整理もしたくて、ちょっとためらったから。

乳ガン!?大変!早く病院に行かなくちゃ!

そんなふうな気持ちにはなれなかった。

怖くて、戸惑っていて、でも放置することもできなくて、

仕方なく予約をしてやっと6日後に行った。

 

もう、万が一の可能性にかける気持ちも失せていたけど、

またいろいろ検査をした結果、

「やっぱり乳ガンの可能性が高いです」

そう言われた時は、あらためてドーンと落ち込んだ。

すぐに帰りのバスに乗る気も起きなくて、

もう用事は終わったのに、

しばらく病院の待合室のソファーに座ってた。

あの時の私、どんな顔してたかな・・

暗いオーラいっぱいだっただろうな・・

 

家に帰ると、

病院に行くと伝えていた息子に、

どうしたの?と聞かれた。

いつもはそんなこと言わないのに。

何かを感じたのかもしれないな。

でも、あー伝えるなら今だ、チャンスだ・・

息子が、チャンスをくれたんだ・・

そう思って、自分の病気のことを伝えた。

息子を心配させちゃいけないと思って、

手術をすれば大丈夫だと伝えた。

たぶん、泣かないで言えたと思う。

その後に帰ってきた娘にも病気のことをやっと伝えた。

手術をすれば大丈夫だから、いつも通りでいてね、と。

娘も泣いて、私も泣いた。

 

初めて大学病院に行って以降は、

言われるがままに、検査、検査、検査・・

不安の中でただただスケジュールをこなして、

手術日が初診からちょうど1ヶ月だったことに、

入院した日にアンケートを記入していて気付いた。

 

きのう、夫に、

来月は術後1年の検診があるんだーと伝えた。

大変なの?と聞くので、

大変じゃないよ、マンモグラフィーと超音波検査と

あと血液検査だよ、と。

でも、マンモグラフィーは手術したところを挟むから、

痛そうだなーと言うと、

え~大丈夫でしょう~もう1年経ったんだから!って。

んー?そうかぁ、そう思うのかー。

そうだね、私もそう思うことにしよう。

そうしたら、案外痛くないかもね。