dsnow21’s diary 乳ガンとの毎日

乳がんステージ1.ルミナールA.

がんばって、という言葉

とりあえず、夜ご飯だけ炭水化物抜き。

なんとなく顔が丸くなった気がするのは、

髪の毛を切ったから・・だといいな。

まだまだ怖くて、体重計に乗れない。

 

 

仕事でお客さんと話をする時に、

まあ比較的年上の方と話すことが多いこともあって、

週に1回は必ずなくらい、ガンの話題がでてくる。

きのうも、

「実はガンかもしれなくてね、まだ検査中なんだけど」

そう言われたばかり。

本当にガンになる人が多いのか、

私が知らないうちに呼び寄せているのか。

あまりにもあたりまえに遭遇するから、びっくりする。

先週は、おばあさんとの話の中で、

「入院するの、ガンでね。

もう戻ってこられないかもしれないわ・・」

そう言われて、

大変かもしれない入院生活が想像できて、

それに、おばあさんが心細そうに言うから、

つい、「がんばってください!」と言葉に出てしまった。

ガン患者に「がんばって」はよくないと、

いろいろなところで目にしていたのに。

同病の患者として、

本当に心から応援したい気持ちだったんだけど。

でも、おばあさんは私がガン患者だってことは知らないし、

私がいくら純粋に応援したい気持ちでと言っても、

それは伝わらないよなぁ・・と後でとても反省した。

なんと答えれば一番良かったのかはわからない。

でも、応援したいがんばっての気持ちは、

言葉に出さずに、

心の中にしまっておくべきだったのかも。

 

自分がもし、がんばってと言われたら?と考えてみた。

もし家族にそう言われたら、

うん!お母さんがんばるね!って素直に思って、

その応援を、心強く感じるかな。

でも、友達にがんばってって言われたら・・

友達は本当に応援してくれてると思うから、

うん、ありがとうと答えるだろうけど、

なんとなく、

自分が病気であることに対して線をひかれたような

淋しい気持ちになってしまうかも。

みんなとは、違うんだなぁ・・って。

それほど親しくない人に言われたら?

その場合は、なんとも思わないかな。

みんな同じ「がんばって」なのに、

捉え方が違うなんて、自分勝手だなーと思うけど。

病気になると、

すごく複雑な気持ちを抱えることになるから、

なかなか難しいね。

応援してくれる相手の気持ちはちゃんとわかってる。

ありがとうって思う。それでもね。

 

これからまた、ガン患者の方と話をすることがあったら、

今度は、ゆっくり話を聞いて、

がんばっての応援は、心の中で全力でしよう。