dsnow21’s diary 乳ガンとの毎日

乳がんステージ1.ルミナールA.

あの乳がん告知から1年

また涼しくなったりしたせいか、少し風邪気味。

時々気持ち悪くなるのは、

風邪のせいなのか、薬の副作用か何かなのか。

 

 

今日は乳ガンを告知されたあの日からちょうど一年。

 

2017年9月7日

きっとあの日のことは、一生忘れないな。

 

クリニックに行く時、

診察室に入ってすぐ、先生にあっさりと乳ガンの

可能性があると言われた時、

超音波の再検査を待合室で待っている時、

再検査後に結果を待合室で待っている時、

その結果、やっぱり乳ガンの可能性が高くて

手術が必要だと大学病院を紹介された時、

涙は出なくてただただ長い沈黙が続いた時、

夫にLINEで乳ガンの可能性を知らせた時、

受付で大学病院に提出するCD-Rを受け取った時、

泣きながら歩いた帰り道、

帰りの電車の中で泣きながらネット検索をして、

家に帰ってからは家族に心配をかけないように

平静を装って・・

 

今でもまだあの日のことを思い出すと、

なんともいえない絶望的な、

何が起こったのか分からず混乱した

あの時の気持ちに簡単に戻ることができる。

あまりにも衝撃的な出来事で、

もしかして現実じゃないんじゃないか?

本気でそう思ったなぁ・・

 

あの日から、私の人生は大きく変わった。

正直、気持ち的には、まるで新しい人生になった。

 

でも、1年経った今は、家族や友達と笑い合えて、

家事も仕事もフツーにできて、

あの日よりも前の毎日と変わらない日常に戻れている。

そのことを大切にして、過ごしていきたいな。

 

仕事でお年寄りとお話をする機会があって、

そのおじいちゃんが、

自分の友達は180人いるんだけど、

60人死んじゃった。

数えたら、ちょうど60人。

だから、自分もいつどうなるか分からない。

でも、いま生きてるのは幸せだよね。

・・と言っていた。

うん、いまの私には分かりますよ!

年齢関係なく、いつどうなるか分からないこと。

命は永遠じゃないことも、

生きてることがあたりまえじゃなく幸せなことも。