あの乳がん告知から1年
また涼しくなったりしたせいか、少し風邪気味。
時々気持ち悪くなるのは、
風邪のせいなのか、薬の副作用か何かなのか。
今日は乳ガンを告知されたあの日からちょうど一年。
2017年9月7日
きっとあの日のことは、一生忘れないな。
クリニックに行く時、
診察室に入ってすぐ、先生にあっさりと乳ガンの
可能性があると言われた時、
超音波の再検査を待合室で待っている時、
再検査後に結果を待合室で待っている時、
その結果、やっぱり乳ガンの可能性が高くて
手術が必要だと大学病院を紹介された時、
涙は出なくてただただ長い沈黙が続いた時、
夫にLINEで乳ガンの可能性を知らせた時、
受付で大学病院に提出するCD-Rを受け取った時、
泣きながら歩いた帰り道、
帰りの電車の中で泣きながらネット検索をして、
家に帰ってからは家族に心配をかけないように
平静を装って・・
今でもまだあの日のことを思い出すと、
なんともいえない絶望的な、
何が起こったのか分からず混乱した
あの時の気持ちに簡単に戻ることができる。
あまりにも衝撃的な出来事で、
もしかして現実じゃないんじゃないか?
本気でそう思ったなぁ・・
あの日から、私の人生は大きく変わった。
正直、気持ち的には、まるで新しい人生になった。
でも、1年経った今は、家族や友達と笑い合えて、
家事も仕事もフツーにできて、
あの日よりも前の毎日と変わらない日常に戻れている。
そのことを大切にして、過ごしていきたいな。
仕事でお年寄りとお話をする機会があって、
そのおじいちゃんが、
自分の友達は180人いるんだけど、
60人死んじゃった。
数えたら、ちょうど60人。
だから、自分もいつどうなるか分からない。
でも、いま生きてるのは幸せだよね。
・・と言っていた。
うん、いまの私には分かりますよ!
年齢関係なく、いつどうなるか分からないこと。
命は永遠じゃないことも、
生きてることがあたりまえじゃなく幸せなことも。