dsnow21’s diary 乳ガンとの毎日

乳がんステージ1.ルミナールA.

病気を受け入れること

右腕の内側の痒み。赤くなって、あせもみたいな。

もし子供に、痒いって言われたら、ダメ!って言うけど、

自分だと、かいちゃうよねー。

手術した側だけっていうのが、気になる。

リンパの流れと何か関係があるのかな??

 

 

術後9ヶ月を過ぎても、

毎日毎日、ガンについてネットで検索をしている。

気持ちが乱れることもあるし、冷静なこともある。

参考になったり、ならなかったり。

でも、記事を読むたび、いろいろ考える。

 

そんな中で昨日から考えているのが、

病気を受け入れるとはどういうことか?ということ。

あるテーマについてのがん患者さんの

意見をたくさん見ていたら、

隠してるわけでもないけど大っぴらでもなく、

でも、自分が病気だと気を遣ってほしくなくて、

普通に接して欲しくて、

自分は元気ですよ、全然フツーですよ!って

周りに知らせたい私は、

もしかしたら病気を受け入れていない?

そういうことになるのかなって。

もちろん病状も環境も人それぞれだから、

比べることはできないけど、

自分はがん患者だけど、でも!と

社会に向き合っている人をみると、

あれ?私は?って。

 

どうなのかな、自分では、現実は受け止めてるし、

だから、私の望むフツーの生活の中でも

週に何回かは、自分の未来が怖くなったり

家族とのことを思って涙ぐんだりするんだけど。

 

もともと、体裁を保ちたい性格。

クローゼットの中はごちゃごちゃでも、

扉が閉まってしまえばオーケーみたいな。

他人に迷惑をかけずに済むなら、

自分が我慢するほうが楽。

 

乳ガンの可能性を知らされた後のたくさんの

検査にも一人で通って、

フツーに友達とランチして病気のことを話していたら、

「よく一人で病院行くね、

私ならそんなに落ち着いていられない!」

そういえばそんなことを言われた。

命に関わる病気になって、冷静なわけがない。

でも、そんなことになった自分を、

なんとか丸め込んで、

まるでなんでもないように見せているのかな。

 

多分、私だって病気のことはちゃんと受け入れている。

ただ、正面からガンを受け入れて

向き合っている人と比べたら、ちょっと違うのかな。

でも、それは、ガンに負けたくないからなんだけど。

ガンになったからって、

いろいろ変わっちゃうのは嫌だから。