ガンを告知された日の気持ち
2017.9
紹介された大学病院に持っていく
紹介状と画像データを受け取り、病院を出た。
(いま思うと、あのデータは
自分で見ておけばよかったなと思う。
あの時は、その話題に触れたくもなかったし
もらった封筒を目にするのも嫌だったけど)
病院からの帰り道は、放心状態。
先生の前では泣かなかったけど、
一人になると、
歩きながらどんどん涙があふれた。
行きと帰りでこんなに気持ちが違うなんて
全く思いもしなかった。
自分の人生がひっくり返ったなぁと。
こんなに一瞬で人生って変わるんだなぁ。
半分はまだ信じられない気持ち、
半分はこれからのことを思って不安な気持ち。
先生には、
あんまりインターネットで調べたりしない
ほうがいいですよ、と言われたけど、
電車の中で泣きながらネット検索をした。
自分の人生が変わっても
日常生活は送らなくちゃいけなくて、
いつも仕事帰りにするように
近所のスーパーで買い物をして、
夕飯も作るのが本当に不思議。
でもこの日の夜ご飯に何を作ったか、
全く記憶にない。