特別であること
採血後の腕の筋の痛みは、
腕の内側→腕の外側→手の甲・・と
少しずつ手の先のほうへ移動している。謎。
この様子だと、
1月の診察の時にはまた右で採血はできそうだけど。
少し腰痛と下腹部痛があるけど、様子見。
ジェネリックに変えてもらったタモキシフェン。
まだノルバデックスが残っているから、
実はジェネリックはまだ飲んでないけど、
あと1つでノルバデックスがなくなるから、
地味に緊張している。
薬が変わって、体に合わないとかあったらどうしようー。
なんとなく、いまの気持ちを記録。
まだまだ、病気のことで悩むことには飽きなくて、
一人でただ歩いてる時とか子供と接している時、
夜寝る前に暗い部屋で一人になった時なんかに、
自分の未来はどうなるのかな・・
いつまで生きられるのかな・・
自分の最期ってどんな感じなのかな・・と
考えて涙ぐんだりする。
家族に、ごめんね長く生きられないかもって、
こっそり思っていたりする。
もちろん、ずーっとどんよりして毎日を
過ごしてるわけじゃないけど。
でも、ここにきてやっと、
「がん患者であること」を自分の特徴?要素?
みたいに受け入れて、生きていけそうな気がしてきた。
2人に一人がガンに罹患する時代と言われて、
今日も仕事で最初に話したお客さんが、
「胃ガンの手術をするから入院するの!」と言っていた。
でも、私の周りにはガンになった人はいなくて、
自分は、
ちょっと悪い意味で特別になってしまったなと思う。
その「特別」がショックだった。
ぽつーんと、一人になったみたいで。
でも、毎日毎日ネット検索をして、
たくさんの情報を見て、
たくさんのブログを読ませていただいて、
特別なのは自分だけじゃないと分かったし、
最初のクリニックの先生には、
あまりインターネットを見ないようにと言われたけど、
辛い気持ちになることもあったけど、
悪いことばかりじゃなかったと思う。
どんなに幸せな日常があっても
ふと自分の未来を悲観してしまうのも、
再発・転移に怯えるのも、
そして、いつかその日が来るかもしれないのも、仕方ない。
病気になってしまったんだから。
乳ガンを告知されてから、1年ちょっと。
前向きでもなく、でも後ろ向きでもなく、
時間がたって、自然に受け入れられた気がする。