dsnow21’s diary 乳ガンとの毎日

乳がんステージ1.ルミナールA.

手術日当日①

2017.10

前日の夜には主治医の先生が病室にきて、
「体調はどうですか?頑張りましょうね」
とニッコリ笑って帰っていった。
穏やかな若い先生で、
この前の治療方針説明の時には
ただただ淡々としていたのに、
あんなふうに笑うんだ!と少しびっくり。
そりゃあ、ガンの宣告では笑えないか(笑)

もらった睡眠薬は飲まずに、
何度か目覚めながらも何とか眠れたし、
まずいと噂の経口補水液も、
甘味のないスポーツドリンクという
感じで、無事飲み終えた。

手術の順番は2番目で、
12時頃に準備をするように言われ、
手術は12時半開始に決まった。
いよいよ。

看護師さんが呼びに来て、
自分で歩いて別の階の手術室へ。
立ち会いできてくれていた夫とは
病室のある階のエレベーター前でお別れ。
ちょっと泣きそうになった。


手術室の受付で名前を告げ、
中を進んでいく。
コンタクトレンズを入れていないから
ぼんやりとしか見えないけど、
手術室の中はさらにたくさんの部屋に
分かれていて、
ディズニーランドのスターツアーズ
みたいだなと思う。

自分が手術を受ける部屋に入って、
本人確認をして、
そしていよいよ手術台へ上がる。
手術台は温められていて、
思ったより幅が狭い。

点滴の針を刺すのはどうやら新人らしく、
「ここでいける?やってみる??」
とアドバイスをされながら、チャレンジ。
血管の細い左腕だし、失敗も覚悟したけど、
痛みもなく無事一回で成功!すばらしい。

麻酔科医の先生が、
「センチネルの注射は痛かったですか?
手術は痛くないので、あの注射をやれば
もう全体の2/3は終わったも同然ですよ」
と言ってくる。
やっぱりあの注射はそんなに痛いのか!
改めて、痛みがなくて助かったなと思う。

「では少しずつ麻酔を入れていきますね~」
と言われて、それ以降は記憶ゼロ。
もしかして麻酔が効きやすい体質なのか?
1秒で眠りにおちた。